独自の進化を続ける泡盛
投稿日:2019-01-09
蒸留酒の原料は醸造酒です。ブランデーはワインから、ウイスキーはビールと同じ製法の醸造酒から造られます。蒸留とは醸造酒のアルコール分を取り出すことで、水とアルコールの沸点が違うことを利用しています。気化したアルコールを集めて冷却すればアルコール度数の高い液体にすることができます。
蒸留はアルコール度数の高いお酒を造ることができる一方、アルコール以外の成分を除去してしまうので、原料の風味なども薄くなってしまいます。風味をなるべく残したい高級ブランデーや高級ウイスキーは単式蒸留器が使用されることが多いです。
単式蒸留器はアルコールの精製度は低いですが、醸造酒の風味を残すことができます。連続式蒸留器はアルコール精製度が高いのですが、その分風味はあまり残らないことになります。蒸留酒が無味無臭に近い表現されるなか泡盛は特別な蒸留酒、世界に類のないガラ(パゴス)系の進化をしてきました。